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■環境を整えて能力を最大限に引き出す

食べる機能は、口の動きはもとより、食べるときの姿勢、食卓・椅子の選択、食具・食器の選択、心理的な配慮、食事の雰囲気、介助者の心遣いなどの環境に配慮することで能力を最大限に引き出し、より安全に食べることができます。(図8)

1.摂食姿勢

 口の動きは、全身の筋緊張に大きく影響を受けます。特に脳性麻痺のような全身緊張ををおこしやすい人は、姿勢による影響を強く受けてしまいます。基本的には体を起こした状態がよいとされています。頭を後ろにのけぞったり、手が後ろにそると、首の筋肉が緊張して咀嚼や嚥下がしにくくなってしまいますので、首の筋肉をリラックスするように、頭を少し前かがみにし、さらに正面から見たときに、首、体幹、腰がねじれないようにします。実際には、子どもの病型や全身状態などによって原則があてはまらないことがありますので、緊張を誘発しないような角度を見つけましょう。(図9)

2.食卓・椅子の選択

良い摂食姿勢が保てる座位保持装置や摂食専用の椅子を検討することも大切です。基本は、股関節、膝関節を屈曲させ、足底部を付けます。また上腕はテーブルに載せ、肘関節が90度に屈曲する位置にします。その際には介助者の負担にならない楽な高さや大きさに配慮しましょう。(図10)

3.食具・食器の選択

摂食嚥下機能の発達段階に応じた食具の選択が重要です。スプーンを選ぶ基準としては、幅は口の幅の2/3程度。スプーンの深さは唇の力の弱い人は、ほとんど平らな浅いものが口触りも良く、訓練にも適しています。スプーンの良し悪しは、介助者自身がまず口触りなどを試してみると良いでしょう。水飲みは、はじめの段階はコップではなくてカレー用スプーンやれんげを用いることがあります。コップは、端が一部カットされて、鼻が縁にぶつからない様に工夫されているものもあります。

4.心理的な配慮

食事に対する意欲によって、摂食機能は変化します。食べ物を見せたり、香りを楽しんだり、声かけをしたり五感に働きかけて食べる意欲を引き出すように配慮しましょう。

5.介助者の心遣い

自分のペースで食べられないことは、思いのほか辛いものです。一回量、スプーンを運ぶペースなど本人のペースに会わせて無理強いしないように心がけましょう。

6.食事の雰囲気

家族や大勢の人が楽しそうに食べているのを見ると、食欲がわいて来るものです。たとえ食べられなくても、いっしょに食卓を囲むように心がけましょう。逆に大勢人がいると集中して食べられない人もいます。それぞれにあわせて配慮する必要があります。

          

<トピックス>
・摂食機能の発達〜おっぱい飲みから離乳食へ〜
・環境を整えて能力を最大限に引き出す(現在表示中のページ)
・訓練法について
・口腔ケアーについて
・おわりに


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